高知の田舎で耕すデータサイエンス農家のブログ

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日本の宗教と自然の関係: 在日ウクライナ人 YouTuber、クリスさんの動画から

在日ウクライナ人 YouTuber のクリスさんが動画を更新し、今年日本に留学に来た同じくウクライナ人のナタさんとのコラボトークを公開しました。

ナタさんは以前から日本への留学を希望していて、このタイミングで、来日が決まったそうです。ナタさんは現在、研究生として大学に在籍していて、今後、大学院に進学予定とのことです。

そのナタさんの研究テーマが、大変興味深く、日本における宗教と自然の関係とのこと。「宗教と自然の関係」と書いてしまうと、あまり目新しいテーマでは無いような気がしますが、ナタさんは、日本人は大変熱心に環境問題に取り組んでいるが、それは日本人の宗教観が関係しているのではないか、と仮説を立てています。日本出身で日本に住んでいる、あまり意識に上る事はありませんが、日本のゴミ捨てのルールは本当に諸外国に比べて細かいとのことです。クリスさんの動画で、以前紹介がありましたが、ウクライナにも、街中にゴミの山があるそうです。

私が15年ほど前に行ったマレーシアでも、街中にゴミの山がありました。日本て、そんなゴミの山なんてないですよね。

こういった、日本に特有の、街をきれいにするといったような習慣が、ナタさんによると、日本人の宗教観にあるのではないかと言うことです。

面白い考え方だと思います。

日本人の多くは宗教に関心がないなんていうふうによく言われますが、それはちょっと違いますね。ただ、完全に違うとも言い切れず、やや複雑です。

そもそも宗教と言う言葉は、もともとは仏教の宗派を表す言葉で、それをキリスト教イスラム教などに転用して、現在の宗教と言うイメージが作られています。

キリスト教イスラム教のように何か経典があって、それに基づいて超越的な存在を信仰するよな行為と言うものは、確かに多くの日本人にはなじみがあまりないかもしれません。ただ、毎年参拝している初詣であったりとか、ですので神社で開かれているお祭りであるとか、七五三とかもそうですよね。これらは、日本人が意識していないだけで立派な宗教行為です。もちろんお墓や葬式も、あれは立派な宗教的行為です。面白いんですが、結婚式と言うのは、もうほとんど宗教的な意味合いは形骸化してると思うんですけど、組織となると、宗教的な意味合いがまだまだ濃いですよね。

ですので、そういった「お参り的な文化」というのが、日本人の自然を大切にする心、清潔感に、どういう風に結びついているのか、と言うのは、考察する価値があるかもしれません。

私としては、風土的な要因が大きいのかなとは思います。日本は湿気が多く、不潔にしている、すぐ病気が蔓延しがちになる。ですので、なるべく、清潔にしようと、習慣化されているのではないでしょうか。また、島国と言うのも大きな要因で、日本以外にも湿気の多い国と言うのはありますが、大陸の場合は、その土地が不潔になって住みにくくなった場合は、別の土地に行けばいいわけですね。ところが、日本は島国なので、そうもいかないわけです。日本よりもっと気温が高く、湿度も高く、ただし、島国と言う国もありますよね。そういうところは、別に不潔にしていても木の実とか魚とか豊富にあるので、食べるのに困らないんですよ。日本の場合、絶妙に季節があって、作物が全く取れない時期があるし、清潔にしておかないと、毎年毎年同じ土地で食べ物作れないんですね。そういった要因も大きいかと思います。

だから、自然を大切にするような習慣、そしてそれに基づいた宗教ができたのではないでしょうか。

そうやって出来上がった日本的宗教行為が、さらに、日本のいわば清潔主義を強固にした可能性もあります。

こういったテーマについて考察する際、私は、自らの農学的な知識と、それから、大正から昭和にかけての日本の哲学者を参考にしています。

参考になりそうなのは、

あたりでしょうか。ナタさんにはぜひ、このあたりの本を参考にしてほしいです。

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