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元私大文系ウェイだったわたしが, たった 3 ヶ月で国立理系に合格した超短期間勉強法 ( 3 ) 勉強法編

この記事には, 私大文系卒だったわたしが, 帰郷後に農業を始めるにあたり, だったら大学で勉強してみようと思い立ち, 地元の国立大学農学部に一般入試で合格した際の勉強法について書かれています. 

前回まではコチラ.

国立理系って言っても駅弁大学農学部かよ…, 読むのヤメた, と, 思われるかもしれません. また, 入試改革が迫るなか, この記事の内容はどんどん古くなると思われるかもしれません. が, 特にスキマ時間勉強法の考え方などは, 大学受験のみならず, その他の資格や就職試験の勉強法にも役立つことでしょう. あ, あと, タイトルに「ウェイ」と入っていますが, 別に「ウェイ」ではありませんでした. いま思い起こすと.

基本的にはオーソドックスな方法

受験のような, すでに答えの与えられている「勉強・学習」には, 近道はありません. が, オーソドックスな方法はあると思います. この方法をどれだけ効率よく ( 効率がいいことと, 近道は別物でしょう ) 取り組むかに, 勉強における成功のカギがあると思います.

さて, 受験勉強において避けて通れないのが「暗記」です. 暗記については是々非々さまざまな意見があると思います. が, 一定の時間を割いて無理矢理にでも暗記することは, 勉強にとって決して無駄ではないとわたしは考えています.

世の中には, さまざまな暗記のコツみたいなのが流布しています. 最近だと 7 回読みですか? 流行っているようで, わたしも取り組んではみましたが, 7 回読みは「短期間に 7 回読む集中力のある者」にのみ効果があると思います. 「読む」という行為は意外と集中力が必要です. わたしは読書が好きですが, 読書中は単に読むだけでなく ( まあ, 読んでいる本の分野が分野なので ), 傍線をひいたり, メモをしたり, 付箋を貼ったりなどの手作業をしながら読みます. 7 回読みはそういった手作業なしに 7 回読む, という, ( 少なくともわたしにとっては ) かなりの集中力を要する行為です.

では, めちゃくちゃオーソドックスで何の面白みもありませんが, わたしの取り組んでいた暗記系の勉強方法を紹介します.

書き込み式の問題集, 用語集を 2 冊用意する. 

1 冊に解答を書き込む, もう 1 冊には解答を書き込まない. 解答を書き込んでいない問題集で暗記し, 解答を書き込んだ問題集で答え合わせをする. 1 周目の解答を全部覚えたら, 解答を書き込んでいない問題集で設問になっていないが, 用語になっている部分, あるいは用語の説明の部分を黒く塗り, 2 周目を始める ( 用語集は, 1 冊は何も記入せず, もう 1 冊の重要単語をマジックで塗りつぶす )

このメリットは,

  • 1 冊に答えをすべて書き込むことによって, その科目の全体をおおまかに知ることができる.
  • 解答を, 別冊の解答冊子から探す手間が省ける

です. 

生物基礎, 化学基礎, 古文, 漢文の問題集 ( 古文・漢文は用語集も ) を, 2 冊ずつ用意しました. 

解答を書き込むのは, 1 冊を一気に短時間で終わらすのがベストですが, かなり骨の折れる作業です. はっきり言って書き込むことに飽きます. ので, 2, 3 の単元を書き込んだら, 解答無記入の問題集で覚える, というサイクルでもいいかもしれません. わたしは, 解答の書き込みに飽き場合, 飽きた時点の単元が終わるまでは書き込みをつづける, というルールで取り組んでいました.

1 度の暗記量は, 見開き 1 ページが目安. 暗記項目が少ない場合は見開き 2 ページ, 多い場合は 1 ページ, あるいはもっと少なく ( ただし, 区切りのいいところまで )してもいいでしょう. 暗記項目が多いか少ないかは個人差があると思います. が, 「疲れた」「飽きた」と思ったところが, 適切な暗記量だと思います.

暗記方法ですが, いたってシンプルです. いわゆる「リコール・プロセス」と呼ばれる 「正解を隠して思い出し、すぐに確認することを繰り返す」方法です. わたしはこれを, 先ず「口で言えるようにする」 =  口頭での暗記. その次に「書く」. という 2 段階に分けて暗記しています.

口頭での暗記の場合は, 解答を書き込んだ問題集の, 暗記する範囲分に目を通します. 目を通すスピードは, 音読するくらいのスピードがいいでしょう. その次に, 書き込んでいない問題集の範囲分の最初から, 解答を言えるかどうかチェックします. 解答を言えなかった時点ですぐ解答をみます. 解答をみたあと, また書き込んでいない問題集に戻り, 暗記する範囲分の最初から, 解答を言えるかどうかチェックします. 言えなかった時点で解答を確認, 以下同様. を繰り返し, 範囲分をすべて通して, 一度も解答をみずに言うことができれば, その範囲の「口頭での暗記」は終わりです.

その次にすぐ, 書けるかどうかを確認します. 口頭で暗記できていても, 案外と書けないものです. 書けるかどうかの確認は, 解答を書けなくても最後まで通します. そして答え合わせの際に, 3 ミス以内なら次の範囲へ進みます ( 範囲内に 3 問しかない, などという極端な例は除きますが…笑 ). 4 ミス以上なら, 音読するくらいのスピードで 1 度解答に軽く目を通し, すぐに書けるかどうかを確認します. 3 回連続で 4 ミスした場合は, それ以上時間をかけても無駄ですので, 次の範囲にすすみます. その際, ミスした設問はケータイのメモ機能などに残し, 勉強以外のスキマ時間で復習できるようにします ( 後述 ).

最終的には,  生物基礎と化学基礎の同じ問題集を 2 周しました. 2 周終わった時点で, いわゆる『緑チャート』で問題を解いていたのですが, ぜんぜん分からない単元があり ( 特に化学基礎 ), その単元については, また書き込み式問題集に戻って集中的に復習しました. 

これがオーソドックスな方法です. 以上の方法は暗記に特化しているので, 数学や, 化学の計算問題, あるいは現代文読解や英語の長文読解には不向きです. 数学や化学でわたしが取り組んだ勉強法については, 後述します ( すごく当然のことしか書いていません ).

時間がなければスキマ時間で勉強すればいいじゃない 〜受験勉強スマホ活用術〜

以上が, オーソドックスな勉強方法 ( 暗記系 ) です. が, 夕方からの 5, 6 時間の勉強だけでは, 「一通り範囲を終わらす」ことはできても, 「内容を定着させる」ことは難しい. そこで「内容を定着させる」ため取り組んだのが, スマホを活用したスキマ時間勉強法です.

もともとわたしはほとんど中毒といっていいほど四六時中スマホを触っていたい人間です. ということで, そんなにスマホが好きならスマホで勉強すればいいじゃない, と思いつきました.

行ったことは, 以下の 3 つ.

  • Evernote でのノート作り
  • 勉強アプリ
  • 分からない言葉をスマホで検索

たとえば, 暗記してもなかなか暗記しきれなかった項目や, 忘れてしまいそうな項目などを, パソコンで Evernote 内にノートを作り, そのノートを日中のスキマ時間に読み直します.

evernote.com

ノートは, 1 科目につき 1 つ. 画像はインターネットで検索し挿入します. また, 少し話がそれますが, 暗記しにくい項目についてのいわゆる「語呂合わせ」もインターネットで検索し, コピペもしくはスクショでノートに貼付けます. ノートの作成は 1 日の最後.「こだわり過ぎない」ことが重要です ( ノート作りはあくまで補助 ).

そしてもう 1 つが, 勉強アプリの活用. 暗記系なら, 化学の元素記号や化学式, 古文, 漢文のアプリが充実していますので, 日中の勉強以外のスキマ時間や, 勉強に疲れたときにこうした暗記アプリで「遊んで」いました. 数学に関しては, 公式集のアプリがあるので, それをスキマ時間に見て, 目をつぶって言えるか確認をしていました.

暗記カード系のアプリもありますが, わたしはほとんど使っていません. 勉強系の SNS っぽいアプリがあって, そのなかで暗記カードがシェアされているのですが, それは活用しました ( 自分では作ってないのに…笑 )

また, 分からない言葉の検索, 空き時間にスマホで行いました. インターネットにはたくさん 受験勉強用の web サイトがあります. それを眺めるだけでも, 記憶の定着の助けにはなるはずです. ただし, 間違いのある web サイトもありますので, ご注意を.

このスマホ活用の勉強法のメリットは, 息抜きとしてのスマホの時間が無駄にならない, 息抜きが勉強になる, という点です.

しかしこうしたスマホを活用した勉強はあくまで補助的です. スマホだけでは受験勉強は成り立ちません. あくまでメインは, オーソドックスに机に向かっての勉強. その復習として, スキマ時間にスマホは大きく活用できます.

次回で最終回.「教科別勉強法編」です.

www.xtraetc.xyz

 

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