時事ネタについて書くことは、いつも迷うのですが、特にここ最近。
やはり、気になったネタは残しておくべきだろうと思い、書くことにしました。
人が亡くなっといて「ネタ」はないだろう、とも思うのですが、上岡龍太郎、亡くなった、と。
なんかどんどんね、今度は平成も遠くなっていっている。そんな気がしすね。
上岡龍太郎が引退したのは、2020 年だったそうです。
記憶はあるんですけどね、97、8 年かと思ったら、2000 年に引退だったんですね。
この人はね、やはり、雰囲気、違いましたよね。喋りの雰囲気が。めちゃくちゃ良くて、引退前、私もまだまだ 10 代で子どもでしたが、子どもながらに「この人は面白いな」と思っていました。
私はダウンタウン世代なので、、、いや、少し違いますかね。いや、どうでしょう。ダウンタウン世代というのがそもそも広すぎるのですが、ダウンタウン直撃世代ではないですね。それよりもうちょっと下なのですが、ダウンタウン以降はやはり、どこかのらりくらりと喋るのが主流になりましたよね、ダウンタウンに影響を受けたお笑い芸人は、どこかのらりくらりと喋るの特徴というか。
いや、松本人志の、「放送室」というラジオ番組があったのですが、それを今聴くと、すごくはきはき喋ってるな、と驚くのですが、松本人志が。
ただ、やはり、今、上岡龍太郎の映像が、流れますよね? ぜんぜん、違いますね。やっぱり、上手だな、話すのが。と思います。
なんというか、ごまかしがない。
まさに「芸」。
磨かれた。
ダウンタウン以降は、やはり、発想勝負というか、「言う」ていうのが重要で、「喋る」ことにはあまり重点が置かれなくなったような気がするんですよね。
もちろん、ダウンタウンより上の世代で、今でも「喋り」で活躍しているお笑い芸人もいますが、ダウンタウン以降は、こう、喋りを犠牲にしても、とにかく「何」を「言う」かが重要。
それに対してやはり、上岡龍太郎は「喋り」ですから。言い淀みなく、屁理屈を並べて。しかも喋り方もクールですよね。どこか。
そこがやっぱりね、好きでしたね。
それで、今、昔の映像を見ると、ダウンタウンや島田紳助、明石家さんまを「呼び捨て」にしているのは当然、いま、明石家さんまを呼び捨てにする人なんてなかなかいないので、それはそれで新鮮なのですが、島田紳助が現役の頃は、「さんま」とか「松本」みたいなのはまだ、テレビから聞こえてきていましたが、今は、ないですよね、めったに。
それが、上岡龍太郎の場合は「さんま」「紳助」、まあ、「松本」は「くん」付けだったか? さらには「タモリ」「たけし」「つるべ」と、いま、こんな呼び捨てにする人いないよ、ていう人まで、みんな呼び捨てにしていて、「さん」づけされるのは横山ノックぐらいで、それは、いま、とても新鮮ですね。
81 歳なので、寿命をまっとうしたと言うのが正しいのか分かりませんが、「早すぎる」みたいなことはないと思いますが、亡くなったのか、ていう感じですね。
平成が店じまいをしようとしているのですね。