底が深く水がよどんでいるところを「淵」と言います。高知で「淵」と言えば仁淀川系の「にこ淵」が有名です。
仁淀ブルーと命名された神秘的な青は、観る者の心を清らかに、透明にします。少し足場が悪く辿り着きにくいのも、にこ淵が神秘らしいゆえんかもしれません。
今回訪れた大豊町の「箕淵」は、足場が悪いといったレベルではなく、「ちょっと自然に癒されに行く」程度の気持ちでは後悔するかもしれません。
しかし、たどりついた先には、にこ淵以上に、美しく、神秘的な青の世界が広がっていました。
目を奪われる青。箕淵は、吉野川の支流、奥太田川の上流にひっそりと存在します。
奥太田川のなかでも、本当にここだけが奇跡的に青い。
箕淵へのアクセスはほとんど整備されていません。中津渓谷のような遊歩道があるわけではないので、相応の装備が必要です。ただ、ある程度登山やハイキングの経験があれば、そこまで行きにくいところではありません。それでも、ふつうは行かない方が無難かと思います。
箕渕へのアクセスは、こちらの動画を参考にしてください。
また、箕淵だけの動画はこちらです。