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初心者向けプログラミング本の選び方: 買う前に必ず確認しておきたいこと

プログラミング関連の本は、種類も難易度も本当に様々なので、どれを買っていいのか初心者の場合は本当にわからないことが多いと思います。どの本を買うかというのも、大切なテーマですが、本を買う前に気をつけたいこともあります。

プログラミング本を買う前に気をつけたいこと、それは買う前に借りることです。そうするとおカネが無駄になりません。

そんなのは当たり前だと思われるかもしれませんが、文学書などと違って、プログラミング本の場合に特有の買う前に借りる理由があると私は思います。

私の経験も踏まえて、順番に説明していきましょう。

プログラミングは環境構築が大事です。しかし環境構築はけっこうめんどくさい。今は仮想化ツールも充実していますが、仮想化ツールを使いこなすのに、まず時間がかかります。環境構築がうまくできないと、プログラムが動かないというのが珍しい話ではありません。プログラミング本を買ってきて、環境構築につまずいてしまい、けっきょくその本に書かれていることが全然実行できなかったと言うのもよくある話です。

ですので、私の場合、気になるプログラミング関係の本があったら、まず図書館で借りて、その本の通りに環境構築ができそうかどうかを確認して、それから、環境構築ができそうだなと判断したら、買うようにしています。

今は Google Colaboratory がありますので、Pythonに関して言えば、環境構築をそこまで意識しなくても大丈夫です。しかしGoogle Colaboratory にももちろん限界があります。ちゃんと自前のコンピュータに環境構築しないとGoogle Colaboratory 上では動かないPythonのライブラリもたくさんあります。ですので、Python関係の書籍を本屋さんで確認した際、「Google Colaboratory対応」などと前書きに書いているのであれば、そこまで気にせず買いたいときに買えばいいと思うのですが、そうでもない場合は、どんなに興味がある本でも、一度買うのをぐっと我慢して、図書館で借りるようにしましょう。

先日私も、「買う前に借りろ」の精神を忘れていて、「どうせGoogle Colaboratory で動くだろう」と甘く見て、Python 関係の本を衝動買いしてしまったのですが、Google Colaboratory では動かないコードが載っていました。vpython というライブラリーが必要なコードです。vpython を Google Colaboratory へインストールしようとしたら、そこでエラーが発生しました。本がまるまる一冊無駄になったというわけではありませんが、Google Colaboratory で動かなければ、買わなかっただろうな、という気持ちも否定できません。もちろん、Google Colaboratory で、vpython を動かす方法などを、ネットで検索しました。しかし、エラー解決につながるような有益な情報は、私の検索能力では見つけられませんでした。かといって、本格的にこの本を使わないと何か開発ができないであるとか、どうしても計算しなければいけない実験データがあるとか、そういうわけでもないので、いちいち Python の環境を構築するのも面倒だなと思いました。

今回の出来事を反省に、プログラミング本は、買う前に必ず借りる、この精神を忘れないようにしたいですね。

図書館になかったらどうするか? 縁がなかったと思って、似たような他の本を探しましょう。文学作品と違って、技術書はよっぽど専門性の高いものでない限り、特に初心者向けのものは、類似本がたくさんあります。内容もけっこう似通っています。どうせなら、似たようなタイトルの本を、何冊か図書館で借りて、読み比べた上で、最も自分に合った本を改めて買うようにすれば良いでしょう。

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