2017 年 10 月 1 日の剣山登頂記録, 第 3 回目です. 前回まではコチラ.
今回は, 剣山山頂から, メジャーな登山口である見の越までをレポートします.
【目次】
山頂から, 尾根ルート・行場ルートの分岐点
さて, 13: 30 分過ぎ, 下山を開始したんですが,
下山は, 当然ですけど, いきなり 2 手に分かれます. 上山の際, 大剣道コースを選択しまして, で, 大剣道コースは見の越から山頂までのルートで 2 番目に時間がかかるんですけど, まあ, 元来たルートを戻るのは面白くないし, ていうか次郎笈まで行ってけっこう膝もガクガクしてましたので, 最短ルートである尾根コースで下山しようと.
で, 尾根コースは, 途中でハードな感じのある行場コースへの分岐点があるんですよね. それで, しばらく迷いました. 疲れてるし, 安パイ的な尾根コースを選択するか, それとも, 好奇心が駆られる行場コースを選ぶか.
結果, 行場コースを選びました (笑)
↓ の画像は, 帰宅してから撮影した, 見の越登山口付近の土産物屋などで配布されている「剣山登山マップ」なんですけど, 拡大したら分かりやすいと思うんですけど, 尾根コースから登山道を逸れると行場コースって感じなんですよね.
剣山・行場コース
行場コース, いきなり「道」っていうか「踏み跡」みたいな感じになります.
ほぼほぼ初心者には分かりにくい! しかも人に会わない! けど,「誰かが踏んでるな」ていうのを頼りに, ぐんぐん進みます. やっぱ大剣道ルートに比べると斜面は急です.
そうそう! こういうの待ってたんですよ! こういう急な階段とかね. 冒険感が出てきます. テンション上がるわ^〜〜〜
おそらく, 吉野川の源流のうちの 1 つ.
不動の岩屋
ん? なんかありますね.
ロープが張られています.「こっから先は行くな」的な. 進んでみると, 岩の裂け目みたいなところに, さらに岩の分け目の奥へ降る梯子がかかっていました.
帰宅して調べてから分かったんですけど, 行場コースって, コースの要所要所に「修行する場」が設けられてて, その修行する場をクリアできたら, 修行完了, みたいになる, ていう. そういうコースみたいです. だから, まあ, その, 修行は別にしなくてもね, 行場コースは歩けます. ほぼほぼ初心者の私でも歩けました.
なんか登山マップにもあった「刀掛の松」.
え? これ? (後に判明しますが, 違いました (笑))
おくさり
剣山, 行場コースの鎖場. 「下り」のルートのどこかに,「下り始める」スタート地点があったらしいんですけど, 帰宅してから調べたら. でも, 行場コースの「踏み跡」を素直に辿っていると, 「下り」スタート地点を見つけられませんでした.
穴吹川
鎖場からさらに降ると, 源流的な沢を行ったり来たりする箇所があって, 踏み跡が判然とせず, 遭難の対策のためか, このようにスプレーで矢印が描かれています.
ん? また刀掛の松への標識. てーことは, さきほど刀掛の松だと思って撮った写真は, 刀掛の松ではなかった, てことですね (笑)
行場コース, 沢沿いに下る感じの箇所があるんですが, 穴吹川というそう.
行場コースの立ち入り禁止ポイント
なんか祠が見えますね. 修行場の 1 つですかね.
祠を前から見てみようと思ったんですけど,「立ち入り禁止」的な雰囲気でした.
もう 1 つ祠が近くにあったんですけど, やはり「立ち入り禁止」的な雰囲気.
こういう感じで, 分かりやすと思うんですけど, 防獣ネットがところどころ貼られています.
ところどころ,「いま行場のこの辺だよ!」的な看板があるんですが, かなり分かりにくいです (まあ, 次郎笈まで行った帰りですからね...)
鶴の舞
素直に「こっち行ったら尾根コースと合流するやん」と思いつつ,「あ, でもこっち行ったら行場ポイントあるで!」て冒険心に駆られて道を進むと, 鶴の舞が. でもかなり分かりにくいです. 剣山自体は, 山頂までは, コースによってはほとんどハイキング気分で登ることができますが, 行場コースをしっかり回ろうとするのは, ハイキング気分ではちょっと難しいかもしれません.
鶴の舞の先は, 行き止まり! (ていうか断崖)
行場コースと尾根コースの合流点
ようやく尾根ルートとの合流点が見えてきました. とんでもない安心感 (笑)
天然記念物の植物の説明看板.
これが本当の刀掛の松です! 確かに観光スポットっぽい!
では尾根コースを素直に下ります.
この時点で 14:30 . でもまだまだ, 尾根ルートを登る, 軽装の登山客の方とすれ違いました. 剣山, コースによってはやはり, 身近に登頂できる百名山なんですね〜〜〜.
リフト西島駅
リフトの西島駅が見えてきました.
この風景, 次はいつ見られるやら. ちょっとした寂しさもあります.
14:40, リフトへ. 標高 1750 m から 1420 m へ, 一気に 15 分で移動します.
指が写ってしまっている・・・
リフト券〜, はこんな感じ. リフトからの山系への景色も素敵でしたよ.
リフト見の越駅
見の越駅へ到着しました! 14:55.
リフトを降りて, リフトを経由しない剣山登山口へ. 15:00. これで 1 周したことになります!
名物・祖谷蕎麦
疲れた〜. で, 駐車場へ戻って, 車でちょっと汗拭いたり着替えたりして, 小腹を満たすために土産物屋へ.「まつうら」の山菜うどん.
見の越周辺は, 徳島県の祖谷っていう地域で, 日本三大秘境に数えられてて, また別記事に書きますけど, かずら橋とかね, ありまして, 有名どころだと. 食の名物的には「そば」が推しみたいです.
で, まつうらでいただいた山菜蕎麦, 650 円. めっちゃうまい! うますぎ! しっかり食感があって, でもやさしくて,「ツルっとした」蕎麦とはまた別の, 素敵な味わいがありました. 出汁がね, 関西風なのもポイント高いです. 美味しいです! 土産に生蕎麦買っちゃいました.
ということで, 剣山登山レポートの本編が終了です. 要するに, 見の越登山口から, 剣山山頂, そして次郎笈への縦走, それからまた見の越へ戻ってくる, ていう.
で, でですね. 剣山の, 見の越からの登山の魅力は, 単に登るだけじゃなくて, 登山口までの道程にもあるんですね. 車での移動, めちゃくちゃ疲れるんですが, なかなか他にない経験ができると思います.
ということで次回の記事以降, 剣山登山の番外編として, 登山口までの道中をレポートしたいと思います.