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OS アップデート対象外の古い Mac に、最新 OS をインストールする方法

私はコンピュータは Macintosh を使っているのですが、iMac をメインに、そして MacBook Air をサブ機にしています。

どちらもなかなか古いのですが、特に MacBookAir の方は 2014 年製で、すでに OS アップデートの対象外になっています。

OS アップデートの対象外になっても数年は使えるのですが、アプリを最新版にできなかったりして、少しずつ使いにくくなっていきます。しかし使いにくいのはソフト面だけで、ハードとしてはまだまだ使えそうです (一昨年には SSD を換装しました)。

では新しい機種を買うしかないかというとそういうわけではなく、「古い Mac に新しい OS をインストール手段」が存在します。Open Legacy Patcher です。

ただし Open Legacy Pathcer でOS をアップデートした場合、Apple 社サポートの対象外、つまり、何かコンピュータに不具合が起きても、公式に修理を依頼できなくなります。

私の場合、アップデートしたいのはサブ機。というかそもそも SSD 換装を自分でしたので、既に公式サポート対象外。なので何か Open Legacy Patcher で不具合が起きてもそもそもどうしようもない、ということで、最新 OS へアップデートできない古い Mac に、「裏技」的に最新 OS をインストールすることにしました。

【目次】

以下、記録として、 Open Legacy Patcher を使った OS アップデートの方法をまとめます。2023 年 1 月度版といったところでしょうか。

Open Legacy Patcher も日々、アップデートされているので、以下、参考サイトを載せましたが、一部、参考サイトの通りには手順が進まないこともありました。

ということで、この記事の内容も、いつまで新鮮なのかは分かりません。

なおこの記事は、Open Legacy Patcher を使っての OS アップデートを推奨する内容ではありません。この記事を読んで最新 OS アップデート対象外の Mac に最新 OS をインストールして、何か不具合が生じても、私としては何も責任を負えませんのでよろしお願いいたします。

参考サイト

参考にしたのは次のサイトです。

USBフラッシュメモリを用意

必要なのはインターネット環境と、USB フラッシュメモリです。

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16 GB で充分らしいのですが、私は 32 GB のものを用意しました。念のため。

GitHub からアプリ「Open Legacy Patcher」をダウンロード

以下のサイトから、Open Legacy Patcher のアプリをダウンロードします。

f:id:yzxnaga:20230122091333j:image

インストールしたい OS をダウンロード

アプリを開き、「Create macOS installer」→ 「Download macOS Installer」の順番に、ダイアログに表示されたメッセージをクリックしていきます。

するとダウンロードできる OS の一覧が表示されるので、インストールしたい OS をダウンロードします。

だいたい 12 GB くらいあります。ダウンロードには時間がかかります。

OS のダウンロードが終ったら、「Select macOS installer」をクリック。

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USB フラッシュメモリに OS インストーラを書き込み

続いて、USB フラッシュメモリーに、OS インストーラを書き込みます。

... 「書き込み」と書きましたが、もしかして表現が不正確かもしれません。

書き込みたい USB フラッシュメモリを選択します。

この過程で、USB フラッシュメモリ内のデータは消去されます。

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USB フラッシュメモリへの OS インストーラの書き込みが始まりました。しばらくかかります。

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ここから、ダイアログが、上記の参考サイトと少し異なります。ここでは「Install OpenCore to disc」を選択。

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続いて、OpenCore をインストールしたいディスクを選択。ここではは必ず「USB フラッシュメモリ」を選択。

すると次のような画面が出ます。「OpenCore transfer complete」と表示されたら、ここまでで成功です。

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続いて Mac 本体に、ダウンロードした最新 OS をインストールします。ここで一度、電源を切ります (か、再起動)。

古い Mac に最新 OS をインストール

Mac の電源を入れると同時に、option キーを押します。すると、Mac の起動ディスクを選択できる画面が表示されます。

画像が汚いののは勘弁してください。

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正常に作業が進んでいれば、3 つアイコンが表示されているはずです。ここでは EFI Boot を選択します。

次の画面で「Install macOS Monterey」を選択します。

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以降は、通常の macOS のインストール方法と同じです。

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無事、インストールが始まりました。

MacBook Air early 2014 に macOS Monterey のインストール完了

無事、インストールが終了。

しかし、気になるエラーメッセージが。

ボリュームハッシュの不一致

で調べてみると、

匿名6/29/2022 09:02:00 午後
こんばんは、何度かお世話になってますゆきおです。今回はMacBook Air13インチ(2014年モデル)、MacBook air 11インチ(2013年モデル)の2台で今までと同じやり方でMonterey12.4をダウンロード、インストールしました。(OpenCorePatcher 0.43)2台とも「ボリュームハッシュの不一致」ボリューム"disk1s5"でハッシュの不一致が見つかりました。Mac OSをこのボリュームに再インストールする必要があります」と表示されてしまします。再インストールしても同じ結果でした。従来と同じやり方で行っているのになぜこの様な結果が出たのかわかりません。もし何か情報お持ちでしたらご教示お願いします。

たいくん6/29/2022 09:55:00 午後
この問題は、エラーが表示されるだけで、使っていて問題ない場合は無視することができます。もしもMacがクラッシュしてしまうようであれば、バックアップを作成し、再インストールする必要があります。

なお、以下の記事によれば、SMCリセットとNVRAMリセットを行うことで、エラーが表示されなくなるようです。

https://osxdaily.com/2021/11/10/volume-hash-mismatch-error-in-macos-monterey/

OCLP公式トラブルシューティングページ

https://dortania.github.io/OpenCore-Legacy-Patcher/TROUBLESHOOTING.html#volume-hash-mismatch-error-in-macos-monterey

匿名7/23/2022 04:07:00 午後
こんにちは、「ボリュームハッシュの不一致」の件で相談させていただいたゆきおです。その後、インストールできたSSDに再度OpenCore-Patcherの「Build and Install OpenCore」を再インストールすると消えた様に思います。宜しくお願い致します。

たいくん7/23/2022 04:17:00 午後
情報ありがとうございます。
このエラーは一部の対応Macでも表示されることがあるようなので、原因がよくわからないことが多いのですが、とにかくOCLPの再インストールで直ったようでよかったです。

とのことです (出典: https://www.taikun-room.com/2021/11/how-to-install-macos-monterey-on-unsupported-mac.html (2023 年 1 月 22 日アクセス).

ということで、気にせずに次の行程へ。

OpenCore を Mac にインストール

ちなみに、この時点では USB フラッシュメモリなしでは Mac は起動しません。Mac 単体で起動できるようするために、続いて、Mac 本体に OpenCore をインストールします。

インストール準備ができたようです。

Mac 本体に Open Legacy Patcher をインストールする、ということで、ここではインストール先として内蔵ストレージ (以下の画像の場合、disc0) を選択します。

インストールが完了しました。

これで、USB フラッシュメモリを挿さなくても、MacBook Air early 2014 のみで Monterey を起動できるようになりました。

失敗・・・: USB フラッシュメモリを外したら起動しない

はずですが、USB フラッシュメモリなしではなぜか起動しません。

失敗しました。

成功

最後なんかいろいろごにょごにょやっていたら、USB フラッシュメモリなしでも起動するようになりました。

最後のごにょごにょが大事な気もしますが、上記参考サイトでの記事が執筆されたときに比べ、Open Legacy Patcher の使い方ちょっと変わっているのかもしれません。

Open Legacy Patcher、くれぐれもご使用は自己責任で・・・

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