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起動しなくなった iMac から、内蔵データを取り出す方法

iMac が正常に起動しなくなったのですが、なんとか自分で修復できたので、その記録です。

正常に起動しなくなった iMac は、2017 年のモデルで、Catalina が入っています。症状としては、電源ボタンを押した後、リンゴマークから進捗しませんでした。

今回の修復でネックだったのが、TimeMchine によるバックアップを半年前から作成していなかったということです。なので、正常に起動しなくなった iMac から、半年分のデータを取り出さなければいけませんでした。

様々な経緯がありますが、結論から言うと、バックアップをとっていなかった半年分のデータを取り出すことができ、さらに、iMac を正常な状態に戻すことができました。

この記事では、私が成功した、正常に起動しなくなった iMac からのデータ取り出しの方法と、iMac の修復方法を、シンプルに紹介します。

【目次】

 

ディスクユーティリティで外部ディスクへ復元する

まず、バックアップをとっていなかったデータをわたしがどうやって具体的に取り出したか、ですが、

  1. macOS 復旧モードで起動
  2. ディスクユーティリティーを使用
  3. 外付けハードディスクに、バックアップが必要なディスクを復元

簡潔に言えば以上です。ただ、いくつか気をつけなければいけない点はあります。

この、ディスクユーティリティから起動しなくなった iMac からバックアップを取るという方法は、macOS 復旧モードで iMac が起動することが大前提です。macOS 復旧モードですら iMac が起動しない場合、バックアップが取れていないデータを救出できるかどうかは、分かりません。

以上のように、ディスクユーティリティを使ってバックアップが取れていないデータを、起動しなくなったiMacから救出できたため、他の方法も試してみました。

次の 2 点です。

  1. ターゲットディスクモードを使用する
  2. 外部起動ディスクを作成する

順番に説明しましょう。

ターゲットディスクモードを使用する

  • 起動しなくなったiMacをターゲットディスクモードで起動 (起動時に「T」ボタンを押す)
  • サブで使用している MacBookAir に、起動しなくなったiMacを外付けHDDとして認識させる
  • MacBookAir なり、MacBookAir に接続している外付 HDD なりに、iMac のデータをコピーする

これも、正常に起動しなくなった iMac が、ターゲットディスクモードでは起動するというのが前提です。また、もう一台、別の Mac マシンが必要です。それから、Thunderboltのケーブルも必要です。場合によっては、Thunderbolt のケーブルの変換アダプターも必要ですね。私の場合は、所有している MacBook Air が 2011 年製、iMacが 2017 年製なので、Thuderbolt 2 から 3 へのの変換アダプターが必要でした。

外部起動ディスクを作成する

macOS 復旧モードから、「OSを再インストールする」際に、外付ディスクへインストールする。OS をインストールした外付ディスク = 外部起動ディスクを、iMac につなげ、外部起動ディスクから Mac を起動する。起動する際、option ボタンを押す。起動しなくなった iMac の方が、外付けディスクとして認識され、内蔵データを閲覧できる。iMac 内蔵データを外部起動ディスクへコピーする。

この方法は、修復したい iMac とほぼ同じ容量の外付ディスクが必要です。ケーブルは USB でかまいません。私は SSD を外部起動化しました。

外部起動ディスクの作成は、公式ページでは

で紹介されています。この、macOS 復旧モードからの外部起動ディスクの作成は、上述の公式ページよりもかなり簡単です。

公式ページでは、

というかたちで、macOS 復旧からの OS 再インストールが紹介されています。このページで紹介されている方法を、外部ディスクをUSBなどで接続した状態で実行すると、インストールディスクとして外部ディスクを選択できます。

あまり正確な表現ではないかもしれませんが、大体これで伝わるはずです。以上、仮に Mac が起動しなくなっても、りんごマークが表示されているのであれば、バックアップをとっていなかった内蔵データの取り出しには、3 つの解決策があります。もう一度まとめると、

  1. ディスクユーティリティで外部ディスクへ「復元」
  2. ターゲットモード (起動時 + T) を使い、起動しない Mac を外付けディスクとして、別の Mac マシンに認識させる
  3. macOS 復旧モードの「OS を再インストール」で、インストール先ディスクとして外部ディスクを指定、インストールし、外部起動ディスクを作成する

です。

これらの方法はあくまで、macOS 復旧モードでは起動すること、そして、あくまで、それぞれの方法を実行できることが前提です。

続いて、OS の再インストールについて。ですが、また別の記事で紹介します。

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