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日記系雑記ブログ: 農業、データサイエンス、自然

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高知城・花回廊で考える「花卉農家の価値」: 2023 年 4 月 8 日

夜、仕事の後、高知城で開催されている花回廊を少し見学。弊農場の外国人スタッフ 2 人と一緒に。

花回廊は、年に一度、高知城で開催されているイベントで、高知城が生花だったりフラワーアレンジメントで彩られ、毎年、多くの人で賑わっています。

農業従事者として、毎日同じ作物を栽培して、と言うふうにしている、目の前で育っているこの植物が一体何の役に立っていて、ほんとに何かの商品なのかどうかというのを、忘れがちになりますが、恐ろしいことに本当に。また、市場へ出荷して、それが単位当たりいくらで売れて、それでお金として入ってくるわけですけれども、単なるお金と交換する何かとしか見られなくなるような。

私としては、単位当たりいくらで、目の前の色物を捉えがちになってしまうのですが、スタッフさん達は、時間あたりいくら、になってしまう。そうじゃなくて、目の前の、自分が育てている植物が、多くの人にとって喜びという価値を生んでいるということ。

やっぱり、実際に消費者に、手渡ししているわけではないので、なかなかその点は忘れがちなんですよね。私でさえ忘れがちなのに、時間給のスタッフさん達ならもっと忘れがちなのかもしれません。少なくとも私が時間給だったらそうですね(笑)。それも人間のサガというか、当然のことで、時間給の場合はそういうふうに捉えるのから逃れられないんですよね。

それを、実際に消費者を目の前にして、その消費者たちが、喜んでいる、そしてその喜びというのが価値なんだということを、実感してくれたら、時間給のスタッフさんたちにね、良いかな、と思ってます。

私としても、自分が毎日育てているものが、目の前の人に喜ばれているのを見ると、モチベーションのアップにつながりますね。

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帰りに、どこでご飯を食べようかな、と思ったのですが、結構遅くなってしまったので、おいしそうなお店はどこも閉まっていて、「からやま」というチェーン店へ。私としては、かもなく不可もなく、一定以上のクオリティーを安定的に提供してくれるチェーン店と言うのはものすごくありがたい存在だなと。しかも安価に提供してくれるので、すごく企業努力がされていて、尊敬の対象でしかないのですが。

外国人スタッフさんは、「美味しすぎる」と言って食べていました。

これがジャパニーズの食文化や。

ごめんなさい、正直、「そんなにおいしいか?」と思いましたが、とにかく日本のチェーン店は、世界基準からするとおいしすぎるようです。

 

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