高知と農業、あと哲学とか

農業のこと, 高知のことなどなど. ゆるゆる更新する雑記ブログ. 英語でも書くよ / About Kochi, Agriculture etc. Sometimes written in English

【スポンサーリンク】

グループワークが必要なテーマとそうではないテーマを見極めるが大切なのではないですかね

大学の「授業」というと, 「大学に入ってまで「授業」とか wwwww」みたいな意見があるけど, 便宜上, 授業とさせてもらいます.

その大学の授業で, とにかくグループワークが多い. アクティヴラーニングと言ってもいい. ていうかどっちでもいいですけど.

どういうものかというと, 教員が課題を提示して, それについて学生が話し合う, みたいなヤツですね.

でもこれ, 学生のレベルが相当高くないと成立しないと思います.

学生が授業の前に, グループワークのテーマについて相当予習をしていると, グループワークが成立しないこともない. けど, そういった予習をしっかりしている学生がいる教育機関なんてほんと, 限られているのではないでしょうか.

教員側がグループワークを導入したい理由としては, 学生が自発的に学習するよう仕向けたい, というのがあるでしょう. 講義形式だと, どうしても「聞かない」学生が出てくる. それで, グループワークのテーマを事前に告知して, 予習させて, 授業内で学生に議論させる. その方が学習効果は高いのではないか, っていう. 

でも, 講義形式で「聞かない」学生が, 事前にテーマを与えらえたグループワークへ向けてしっかり予習してくるかというと, そうとは思えないんですよね. ていうかそういういわゆる「意識の低い」学生は予習なんてしてこない.

で, グループワークで予習をしっかりするタイプの学生は, 講義形式でもしっかり教員の話を聞く. 場合によっては間違いや曖昧な点も指摘できる (その場で教員へリアクションするかは別にして). グループワークだと, 講義形式に比べて教員が喋る時間が減るから, マジメな学生にとっては 1 コマで得られる情報量が圧倒的に少なくなってしまう. 教員から得られる情報 (これは大学において最も価値のあるものです!) が, グループワークにおける「予習できない学生への, 予習できている学生から教示する時間」によって削がれてしまう. 

これは, マジメな学生にとってあまりに無駄なことではないでしょうか.

これが「演習」「ゼミ」の形式になるとまたハナシは別です. 少人数で, 学生が自発的に議論し, 教員がサポートに回る, っていう. 「演習」「ゼミ」は少人数ですし, テーマの内容が専門的ですので, 教員がなるべく介入しない, ということが成立します. いや, 教員が介入するとかではなくて, 学生個人が調べ考えたことを発表する, という点で, そもそもグループワークではない. 

グループワーク, アクティヴラーニングの問題は, まず, 学びへ積極的な学生にとそうではない学生が混在した場合, 前者にとっては時間の無駄で, 後者にとってもやっぱ時間の無駄だ, という. そういうところにあると思います. これがしっか意欲別に分けられたらいいんですけどね.

そしてそれ以上に, グループワーク, アクティヴラーニングに適しているテーマと, そうでないテーマをちゃんと区別することが必要だと思います. いちいちグループワークでしなくても学生が 1 人で学べるテーマと, 学生が 1 人で学んだ上で複数人が話し合うことで解決出来るテーマ, というものがある. グループワークに適しているのはもちろん後者です. が, 前者をグループワークでしようとしてしまうケースがけっこうある.

この辺をよく考慮して上手にグループワーク, アクティヴラーニングを授業へ組み込めばいいと思うんですけどね.

意識低い学生にはだまってもらって (笑)

【スポンサーリンク】