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新型コロナウィルスに感染することを前提に生活しなければならない

政府として公式に、新型コロナウィルスが日本国内でついに「流行」の段階へ入ったことが認められたようです。

新型コロナウイルスについて、加藤厚生労働相は、国内では流行が認められないとしてきたこれまでの状況とは「異なっている」と述べ、事実上、国内で流行していることを認めた (出典: 加藤厚労相“国内で流行”事実上認める|日テレNEWS24)

厚労省は、これまで「国内での流行は認められない」という見方を続けてきたが、加藤厚労相は会見で、「前の状況とは異なっている」と述べ、事実上、流行していることを初めて認めた。根拠として、中国と直接関係がなく、どこで感染したかわからない感染例のかたまりが、全国5か所で出てきたためと説明している。

どこで感染したか分からない感染例があるというのが怖いですね。しかも全国5カ所ということで、特定の地区で封じ込めればいいと言う事態でもなくなってしまった感があります。

複数の専門家は、日本のどこにいても感染する可能性がある「市中感染」が始まっていると指摘しているが、加藤厚労相は明言を避け、16日に専門家会議を開いて、「流行の段階が、どこに位置づけられるのか」検討すると述べた。

専門家によっては、市中感染の段階に入っていると言う見方を示す方もいるみたいですね。「日本のどこにいても感染する可能性がある」、と言うのは、もうどうしようもないというか…。ただ、「市中感染」は、政府の見解では現時点ではないということです。

怖いのは経済へのマイナスの影響でしょう。仮に日本国内で「市中感染」の段階に入ったとして、それでも致死率がそこまで大きくなければ、日本国内の経済活動に大きな影響はないと思います。東日本大震災の「メルトダウン」と同じイメージですね。メルトダウンと言うと、日本全体が終了したようなイメージがありましたが、実際起きてみると、そういうわけでもなかった(もちろん、福島県を中心にした被害は過ごせないものですが)。

懸念されるのは輸出入へのマイナス影響です。新型コロナウィルスが流行しているような国と取引したくない国というのが、諸外国の正直な気持ちでしょう。実際、経済活動ではありませんが、自衛隊が寄港を拒否されるという例も出てきています。

もう、新型コロナウィルスには「感染する」、そして、今後、オリンピックがあろうが、日本の経済は想像以上に低迷することを前提にして、覚悟して、生活していかなければいけないかもしれません。

ちなみに、本記事執筆時点で、ダイヤモンドプリンセス号内での感染者数は、355人に上っていることが報道されています。

加藤勝信厚生労働相は16日朝のNHKの日曜討論で、横浜港に停泊しているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」号で実施中の検査で、感染者の数が355人に増えたことを明らかにした (出典: クルーズ船の感染者70人増え355人にー夕方にも専門家会議 - Bloomberg)

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