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ダイヤモンド・プリンセス号の惨状を伝える「岩田動画」削除

ついに死者が出てしまったダイヤモンド・プリンセス号。

昨日は、神戸大学教授で医師の、岩田健太郎が、その惨状を伝える動画を公開しました。しかし岩田健太郎氏の Twitter によると、今朝 (2月20日) になって動画を削除したとのこと。

岩田健太郎 on Twitter: "動画は削除しました。ご迷惑をおかけした方には心よりお詫び申し上げます。"

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どういった経緯で「議論を続ける理由はなくなった」のか、まずは facebook 上でのコメントから、おおおよそ推測してみましょう。

決定的だと思われる岩田氏のコメントは、こちらのTwitterアカウントで紹介されています。

makky on Twitter: "岩田先生、動画削除されたみたい。残念。fbで高山先生の反論にご本人が直接コメントされていたやりとりが本質的だと思ったのでメモ。… "

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いちおう、全文スクショを貼っておきます。

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このような facebook への投稿から、動画が公開され、賛否の議論・言い合いが発生し、その様子をみて、これ以上の対応は「不毛」だと判断したのだと思いました。が、岩田氏自身はこう語っています。

岩田さんは20日、日本外国特派員協会(東京都千代田区)で開かれたテレビ会見に参加。動画を削除した理由について「クルーズ船の状況が昨日、多くのメディアで報道されたため。感染のリスクが存在しているという私の主張は変えない」と説明した。さらに「私の意図は、誰か個人を批判することではなかったが『批判している』という意見があった。誤解が続かないよう動画を削除した。合理的、科学的な議論が状況を変えると思っている」と話した。(「【ライブ録画】クルーズ船の対策批判の岩田教授、会見:朝日新聞デジタル」より)

ところで、こうやって論点がずらされ、現行の問題への意識がずらされ、被害の当事者が取り残されていく状況には、見覚えがありますね。そう、東日本大震災および福島第一原発事故です。しっかり当時の記録をとっていないので、記憶を頼りに書くことしかできませんが、あのときも誰が悪い彼が悪いといった罵り合いが起こり、問題の本質というものが見えにくくなっていきました。

けっきょく日本という国は、東日本大震災という国難を経験しても、10 年も経てば教訓がなかったものになる。国民性も何も変わらない、そんな国なんでしょう。

そこが日本の良いところなのかもしれませんが...🙄

なお、岩田動画を受けてのことだと思いますが、自衛隊感染症対策の方法を見直すとのこと。

防衛省・自衛隊 on Twitter: "自衛隊は「ダイヤモンド・プリンセス号」船内におけるゾーニングに関する疑念に対応するため、本日、隊員の個人防護装備の強化することとしました。 #防衛省・自衛隊"

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